Motto of the Team-KURØKI

本チームのモットー(目標、スローガン、哲学)は以下の6つです。

 

1. 愉しむ -Enjoy!!

研究は、知的冒険です。楽しまないと損。楽しくないと嘘。というわけで、その愉快さを徹底的に味わい尽くすことが第一の目標です。

 
 

2. 知的戦闘集団になる -Be a Science Fighter

研究は、自己あるいは他者と戦いつつ、自然科学の謎に挑戦する人類の営みです。したがって、論理的主張をぶつけ合う、知的に野蛮なチームとなることが第二の目標です。チーム内での競争、および他研究チームとの競争は、強いチームの必要条件と考えています。また、大学の存在意義(レーゾンデートル)や社会的位置、なぜ英語ではUniversityなのか、などについて自分なりに把握することも、この目標の設定理由です。

(ref. 知的野蛮(インテリ・ワイルド); 坪田一男, 理系のための人生設計ガイド, 講談社, 東京)

 
 

3. 世界に対して自分を試す -Test Yourself Against The World

国内外の雑誌、学会などで積極的に研究成果を発表します。また、国内外の他研究室などとの他流試合を積極的に行います。これにより、自己の能力を世界に問い、評価を真正面から受け止め、さらなる向上につなげられるようになることが第三の目標です。

(ref. 大杉正明, Hopes, Love and Dreams in New York, 日本放送出版協会, 東京)

 
 

4. 思い込みの論理を信じる -Believe the Oshita’s Assumption Logic

科学なのにと、誤解されやすい表現ですが、本チームの第四の目標は、強く思い込むことができるようになることです。人は、実はしようと思ったことだけをしています。したがって、「自分はこうしたい!」「自分はこうなりたい!」と”思い込む”と、意識的かつ無意識的にそれを実現するための行動が起こります。これにより、自己実現を進めることを目指します。無論、データを思い込みで判断してはいけません!!

(ref. 恩師の金言)

 
 

5. 生産性にこだわる -Persist Our Productivity

耳の痛い話ですが、よく、「publish or perish!」と言われます。つまり、研究は自己満足だけではだめで、世に問うための形にして初めて一段落です。というわけで、アウトプットを意識したインプット(書籍・雑誌から)をすること、わかりやすい実験結果の図を作ること、思考プロセスを論理的に人に伝えることなどが上手になることはとても重要です。本チームでは、雑誌会、勉強会、ゼミなどでそれを育みます。また、月報を各自に課します。これらにより、研究の進捗を互いに把握して、生産性の高い仕事をしていくことが第五の目標です。

 
 

6.全力を出し切る -All Out

自分の出せる力の限界を知っているでしょうか? それは本当の限界ですか? それ以上は本当にもうありませんか? 本当の本当に全力ですか?

自らに問いかけていく時、過去にどれだけ頑張ったか、その時の成果はどうだったかという経験が答えを出すための基礎にはなるでしょう。しかしそれでも、全力を出し切った上で、自己や他者に「きちんと負ける」、あるいは「きちんと勝つ」という経験をしていない限り、自分でも自分の”全力”を知ることはできないと考えます。全力を出して負けたのなら、全力の絶対値を大きくする努力をすればいい。勝ったのなら、大いに喜べばいい。「負けたのは全力を出していなかったから」、「勝ったけど全力ではなかった」、そんな状況なら、努力の必要性や喜びを真摯に感じることは決してできません。

よって本チームの第六の目標は、全力を出し切ることです。ただ出すだけでなく、その時点でもうこれ以上は絶対にどう足掻いても出ないところまで完全に出し切ってしまうところがポイントです。自らが「過去最高の全力だった」と評価できる経験を積み重ねて、全力の大きさを増大させます。時間がたてば、それが実力になっていることでしょう。

(ref. 黒木の原点、長崎北高ラグビー部のスローガン)