本研究室が有する設備です。これらの装置とメンバー各位の智慧を駆使して、それぞれの研究テーマに挑んでいます。

Team-ITOH Team-KURØKI 

ハイパースペクトルイメージングシステム 
ハイパースペクトルカメラと光源、単軸ロボットを組み合わせたシステム。可視光から近赤外光の波長の分光画像を取得できる。分光画像を画像処理することによって、野菜の内部情報を推定する。

液体窒素容器(シーベル10, JECC TORISHA) 
マイナス196℃の液体窒素を入れるための容器。主に試料を凍結させるときに使用する。取り扱いには注意が必要で、寒剤利用講習会を受け、試験に合格しなければ使えません。価格が高いものなので、前は一つしか持っていませんでした。一度の実験でたくさん使うとき、かつ実験者の手が離せない場合には、「先生、液体窒素を汲んできて!」とよく言われていました。「実験至上主義(No experiment, no life)」、「自然科学の前に人はみな同じ」を有言実行しているチームの逸話として、今ではいい思い出です。なお、今は2台を所有しており、またメンバーが増えたので、PIが出張ることはなくなりました。
近赤外線スペクトル連続計測システム 
近赤外線分光器とコンピュータ等を組み合わせたシステム。分光器のプローブには投光部と受光部がある。投光部から照射された光が測定物質を透過または反射し、プローブに帰ってきた光を受光部で受光することで、スペクトルを測定する。このシステムによりスペクトルの連続計測が可能。
ピペットマン(Pシリーズ,GILSON) 
ダイアモンドチップを装着することで正確に液体を定量することができる。実験室には、1μL~10mLまでの様々な容量に対応したモデルが取り揃えられている。しかし、正確に使用するには、実は高度なピペッティング技術とメンテナンスが必要とされる。Youtubeや各種の教材を学んでいだが、不安になって2016年度にみんなでプロによる講習を受けた。当時のM2が代表して受けた確認テストで、悉く誤りを指摘されたことが印象深い。その大切さを皆が実感した上で、メンバーはそれぞれに与えられるマイピペットを、各自の責任で管理している。
人工気象機(NC200SC, 日本医化器械製作所) 
栽培環境を制御し植物を育成する。温度、湿度、照度、二酸化炭素濃度を制御することができる。光源は蛍光灯。このチャンバーで植物を大切に育てます。研究室内での呼び名は日本医化。
コードレスドリルドライバー(EPC12, ポップリベット・ファスナー) 
チーム・黒木独自のひみつ道具の一つ。バイオマッシャーを先端にとりつけて試料をホモジナイズ(破砕)するために使う。使うのにコツが必要だが、正規品と比べて非常に高速でパワフル。ただし、試料が多くなると、ドライバーが結構重いため腕が疲れてくる。また充電がなくなってくると弱々しい音になる。その時は諦めて他のことをしながら充電していたが、遂にスペアバッテリーを購入。強靭な腕が手に入れられそう?!
グロースチャンバー(BAC-130H, espec) 
植物育成チャンバー。温度、湿度、照度、二酸化炭素濃度を制御することができる。光源は蛍光灯。呼び名はミック。
分光光度計用キュベットセル 
光路長、光路幅、材質、蓋(ネジ口、ガラス他)などの異なる各種のセルが取り揃えられている。用途や求める精度で使い分けるべし。石英製は、耐薬性良好、透過率最高、波長域広い。しかし、ディスポではないので、実験に時間がかかる要因の1つになる。石英セルが使い捨てできたら2時間は実験が早まるのではないか、とPIを震え上がらせる恐ろしい妄想をしている学生もいる。予算がいくらあっても足りない!プラスチック製は使える波長帯が狭く、透過率も劣る。しかし使い捨てできるので、実験自体はスムーズにいく。メタクリレート(PMMA)やポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)などの違いには要注意!
インキュベーター(MIR-350, SANYO) 
温度、照度を制御することができる。他のチャンバーに比べ高さがあるため、段数を確保しやすい。光源は蛍光灯。呼び名はサンヨー。
顕微鏡(YS2-T, Nikon) 
時間を忘れて観察してしまう。しかしそれは肩こりの原因ともなる(経験者の談)ので注意。
インキュベーター(MIR-553, SANYO) 
温度、照度を制御することができる。光源はLED。扉を開けたときのLEDの輝きには感動。
超音波洗浄機(US-106, SND) 
こちらは比較的大きい超音波洗浄機。器具の洗い物が終わらない…と嘆く学生を見かねて、えいやぁと思い切って買った思い出の品。現場で実験している学生の感覚はとても鋭く、かなり効率化が進みました。
グリーンキット(GK-201, ESD) 
栽培中における環境要因(温度、光量、pH等)を測定する機器を接続することで、その測定値を経時記録する機械。一度設定すれば自動に記録するため便利である。
超音波洗浄機(US-4R, AS ONE) 
小型の超音波洗浄機。研究室黎明期に、なけなしのお金で購入した思い出深い品の一つ。PIはこれでたまにメガネを洗うが、その度に泣けてくる。もちろん、器具の洗浄に使いますが、植物体への超音波処理や、液クロ移動相の脱気など、けっこう万能だったりします。
クリモマスター風温風速計(MODEL6500, KANOMAX) 
チャンバー内の風温、風速を測定する。
ファイバーマルチチャンネル分光器(FLAME-S、OceanOptics ) 
520-1100nmの分光測定に対応。専用のファイバーと繋ぐことによって、NIR-QUESTとの同時併用も可能。実験の合間に手のひらや蛍光灯のスペクトルを見て遊ぶ、あるいは見えるってなんだ!?と沈思黙考することあり。
クリモマスター風温風速計(MODEL6500, KANOMAX)
 チャンバー内の風温、風速を測定する。
ファイバーマルチチャンネル分光器(NIRQuest512, OceanOptics) 
1000~1700 nmまでの近赤外領域の分光測定が可能。リアルタイムでスペクトルがモニター表示されるので、光吸収の現象理解が非常に捗る。キュベットや積分球と接続することで、様々な分光モードに対応できる。
サーモレコーダー(RS-13, espec) 
温度と湿度を測定する機器。記録したデータはUSBでパソコンに接続し保存することができる。また赤外線通信で携帯電話にデータを送信することも可能。
エアーガンとコンプレッサー(ACP-50, RYOBI) 
不老不死と思われていた日立のベビコンが転倒により遂に壊れて、買い替えることになった。ほこりやちりをとばしたり、水分を飛ばして乾かしたりするのに用いることも。使用後に空気を抜いておかないと、圧縮時に凝集した水が管路を錆びさせる恐れがある。そういう事態を引き起こすと、PIに間違いなく怒られる。
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