Itoh’s recommendation

Authors(Year)/Title/ISBN約100文字書評(Comment)
理工系の数学入門コース 全8巻 (1988年)岩波書店 1. 微分積分、2. 行列と1次変換、3. ベクトル解析、4. 常微分方程式、5. 複素関数、6. フーリエ変換、7. 確率・統計、8. 数値計算工学書が難解であると感じることが多いですが、その理由の多くは数学の基礎が欠如していることにあります。左記の8巻を全て読み終えると難解であった工学書もかなり理解しやすくなっているはずです。
物理入門コース 全10巻 (1982年) 岩波書店 1. 力学、2. 解析力学、3. 電磁気学Ⅰ、4. 電磁気学Ⅱ、5.量子力学Ⅰ、6. 量子力学Ⅱ、7. 熱・統計力学、8. 弾性体と流体、9.相対性理論、10. 物理のための数学 上述の数学入門コースとリンクしている書籍です。読破することは困難かもしれませんが、履修中の科目に関連する書籍を選択して読んでみてはいかがでしょうか。理解が深まります。
石村貞夫・石村光資郎 (2007)/入門はじめての多変量解析/ISBN: 978-4489020001/東京図書出版 絶版になった「多変量解析のはなし」のリニューアル版です。多変量解析を豊富な例を使用して非常にわかりやすく解説しています。初めて多変量解析を学ぶ人にお勧めです。
石村貞夫・石村光資郎(2008)/ 入門はじめての分散分析と多重比較/ISBN: 978-4489020292/東京図書出版 絶版になった「分散分析のはなし」のリニューアル版です。分散分析を理解するには非常に良い入門書です。お勧めします。
尾崎幸洋、宇田明史、赤井俊雄(2002)/ 化学者のための多変量解析ケモメトリックス入門/ISBN: 978-4061543010/講談社サイエンティフィク 近赤外線などのスペクトルを扱って非破壊計測を始めようという人にお勧めです。スペクトルの前処理などはかなり詳しいですが、PCR法やPLS法の詳しい解説となるとやや難がありますので、この点については次に紹介する「スペクトル定量分析」を勧めます。
長谷川健(2005)/ スペクトル定量分析/ISBN: 978-4061543263/講談社サイエンティフィク PCR法やPLS法について詳しく解説されています。「化学者のための多変量解析ケモメトリックス入門」と合わせて読むと理解が進みます。
ファイトテクノロジー研究会(2002)/ ファイテク How to みる・きく・はかる/ ISBN 978-4842503356/養賢堂 非常に多くの植物環境計測法がわかりやすく説明されています。論文を読んでいて不明な計測法があった時に計測法の辞書代わりになる本です。
井上誠喜・八木伸行・林 正樹・中須英輔・三谷公二・奥井誠人(2008)/ C言語で学ぶ実践画像処理ーWindows/X-Window対応/ISBN 978-4-274-50203-3/オーム社 画像処理をこれから学ぶ人には目から鱗の本です。C言語の基礎があれば自由自在に画像処理プログラムを作成することができるようになります。これはお勧めです。
高辻正基(1996)/ 植物工場の基礎と実際/ ISBN978-4-7853-5823-5/ 裳華房 植物工場の教科書としては初めて出版された書籍です。まだ黎明期であった頃の書籍であり、日本の植物工場の基礎を知ることができます。